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カラーポリッシュを塗っていると、爪は薄くなるの?
爪が薄いために、爪が割れてしまうのを見るのは悲しいものですね。
それにしてもどうしてこんなに爪が薄いんだろう・・と
ふと考えてみたときに、
「マニキュア(カラーポリッシュ)のせいかも?」
と思う方もいらっしゃるかもしれませんね。
果たして、カラーポリッシュを塗ることで爪は薄くなるのでしょうか?
爪は死んだ細胞?
以前もお話ししましたが『爪は死んだ細胞』で、爪根から押し出され遠位部へ伸びてきます。そのため、爪先端部を切っても削っても痛みがなく、カラーポリッシュ等も塗ることができます。
爪の構造について
簡略していますが、爪の構造の解説写真です。
爪は爪母(そうぼ・ネイルマトリクス)で作られる
爪は、爪の母と書く爪母(そうぼ・ネイルマトリクス)で作られています。
指の第一関節の近位部に存在しています。※心臓に近い方を近位部、遠い方を遠位部と呼びます。
爪半月(ルヌーラ又はハーフムーン)は、字の通りお月様みたいです。爪半月は、爪母の一部が見えているのです。
この部分は爪母遠位部の領域で、要するに爪の作られているところで、生きています。
色は、水分含量が多いため乳白色に見えると言われています。
細胞の形が楕円形に存在している爪母の一部が爪半月なんですね。
“爪が死んでいる細胞”というのは、爪甲から爪甲遊離縁の部分になります。
爪甲は爪床(爪の下の皮膚)にくっついて支えられていますが、やがて爪床から離れ爪甲遊離縁となります。
そのため爪甲遊離縁は、爪の中で最も古く、尚且つ水分提供者である爪床からも独立しており、
大変乾燥しやすく脆い部分でもあります。
カラーポリッシュを塗ると爪が薄くなるのか?
さてそこでやっと、カラーポリッシュを塗ると爪が薄くなるのか?についてですが、
カラーポリッシュを塗ったからといって、
爪が薄くなること(傷むこと)は殆どありません。
逆に、素爪のままでいるよりも、下地(ベースコート)を塗り、カラーポリッシュを塗り、上塗り(トップコート)を塗ってあげたほうが、様々な生活習慣の中の刺激から爪を守ることができます。
フェイスケアを想像する
お肌のファンデーションを想像してみてください。
素爪で作業をするということは、素肌を紫外線や埃の中にさらしているようなものです。
トラブルが起きやすい環境であることを想像していただけるでしょうか。
大切なのは塗り方と除去のしかた
大切なのは、
除光液(リムーバー)の使用頻度
カラーポリッシュの塗り方
です。
カラーポリッシュが爪に悪いと思い込み、毎日除光液でカラーポリッシュを除光液で落としたほうがいいと思っている方は要注意です。
除光液は週に一度程度の使用が適当で、
あまり頻繁に使用すると、爪表面の水分が失われ乾燥しやすくなり変形変色の原因となる場合があります。
爪や皮膚が乾燥すると爪縦筋ができやすくなり
爪が割れやすくなる原因にもなります。
できるだけ丁寧にマニキュアを塗り1週間はカラーを持たせて、除光液を使用した後は、流水で手や爪をよく洗います。
カラーポリッシュを長持ちさせる塗り方は、
爪表面だけではなく、ネイルエッジ(爪先端の断面)をしっかり塗ることです。
カラーポリッシュが剥がれてくるのはネイルエッジからです。ベースコートもトップコートも必ず塗るようにしましょう。
もっとBefore&After画像を見たい方は、ダメージネイルは美しく生まれ変わりますをご覧ください。