爪が割れる対策【その５】それでも爪が割れる場合

爪が割れる対策【その５】それでも爪が割れる場合

爪が割れる場合の対処法をお話していますが、
「それでも爪が割れるんです」と悩んでいらっしゃる方は、依然として多いと思います。

ホームケアや普段の心掛けに気を付けても、
爪は割れるときは割れます。

もともと割れやすい爪の場合、
ベースコートやカラーポリッシュを塗る程度では
爪割れ防止の完璧なヘルパーになるのは非常に難しいです。

薄くて柔らかい爪

特に薄くて柔らかい爪の場合、カラーポリッシュが剥がれてしまうこともあります。土台の爪がペコペコになり、剥がれてしまうのです。

そんな爪が、爪の横から亀裂が入ろうものなら大変です。

亀裂部分はひっかかるし、亀裂によっては痛みを伴う場合もあります。

爪の亀裂

このような状況になった場合、爪の亀裂に対して適切な処置が必要になります。

ネイルサロンでは、古い時代から爪の亀裂を補修する作業として、”コットン・グルー”という手法が使用されてきました。

コットン・グルーとは

しかしこの補修だけでは、割れた爪の亀裂の補強は不十分です。

その上からネイルラップ材を貼り、
さらにネイルコーティング（又はネイルフィラーで固める）
を行い、割れた爪をしっかりと補強します。

ネイルラップ（爪補強繊維）について

最近のネイルラップは、シルク材やファイバーグラス材が主流ですが、
以前は、リネンやコットン又は和紙などが用いられていました。

アメリカで発祥したネイルサロンですが、アメリカでネイルラップに使用する和紙を日本から輸入して使われていた時代もあります。

爪が割れてしまった場合は、ネイルバンクから爪を選びトランス・プラントと呼ばれる技法で爪を再生していた時代もあります。

トランス・プラントとは

現在は人工爪が豊富で、日本ではトランス・プラント技法は行われていないと思います。

割れた爪に他人の爪を貼るというなんともユニークな発想ですよね。
割れた爪を保存しておくというのも・・面白いですね。

トランス・プラント技法は、他人の爪が自分の爪に付くということになりますので、人によっては違和感を覚える方もいらっしゃいます。

ですが、自分の爪を保存しておけば違和感もないですし爪質も同一で使いやすいわけです。

実際に自分の爪を保管し爪が割れた際は自分の爪で、トランス・プラントしていた方もいらっしゃるようです。

そんなわけで、

昔から爪割れは不快で不便なために人々を悩ませてきました。

どうしてもなにをやっても爪が割れてしまう場合は、弱い爪をカバーする、いわゆる“爪補強”が必要になります。

爪補強（グラスネイル）

爪を補強することで、爪が弱くてやりにくかった作業が格段に違ってきます。

爪がいつものように割れないので、爪が気にならなくなります。爪ストレスがない安心感を感じられるようになるのです。